飲食店経営の難しさ

飲食店のコンセプト作り

飲食店で起業しようと決めたら、やらければいけない事は山積みです。もしやりたいお店を流行らせたいとしたら、まず最初に手をつけなければならないのは、コンセプト作りなのです。これはお店の基本概念となり、今後作っていくお店の構造や経営・接客スタイルの核となるものです。よく、資金調達や場所選びを先に始めてしまう人が多いですが、コンセプトをしっかり定めてお店作りを進めなければ、軸がぶれてウリになる部分がぼやけてしまったり、お店全体の統一感がなくイメージがバラバラになってしまったりと、なかなか思い描くようなお店に仕上がりません。

しっかり集客ができて人気がある飲食店は、実はこのコンセプトが明確に確立されているのです。コンセプトを考える際、まずは何故お店を持ちたいのか、希望・夢・ビジネスビジョンなどと、自分がやりたいお店の構造・計画などを書き出していきます。その時に5W2Hを使うと、コンセプトをより明確に導き出すことが可能になります。

5Wとは、なぜ(なぜお店を持ちたいか)・何を(何を提供するか)・誰に(ターゲットは誰か)・どこで(どこでお店を出すか)・いつから、という意味であり、この5つの英単語の頭文字Wを取ってそう呼ばれています。2Hも同様に、いくらで・どのような形で、という意味です。勿論これだけを決めれば、お店の出店は完璧というわけではありませんが、開店準備を進めていく上で、最初に決めたこの5W2Hを常に振り返ることにより、イメージしていた理想のお店に、より一層近づけることができます。